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あの風のようにやわらかく生きる君が初めて逢った時から誰れよりも好きだった...
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僕らは命を奪い合う争いを知らない
この海の向こうで起きている争いを

分かりあえないのは 人というものは
こんなにも哀しいものなのか

わずかな苦しみも知らないで
今を生きている僕ら

この地球から争いが無くなる日は
いつ訪れる

僕らは奪われる哀しみを知らない
この箱の向こうで生まれてる哀しみを

知らないこととは 人というものは
こんなにも虚しいものなのか

何もかも失くして立ち尽くす
あの子供たちよ

明日を生きてゆく君たちに
出来ることは何だ

僕らが笑って生きる今
全く逆の風景の中で誰かが苦しんでいる

地球上から争いは絶えない
誰が涙を流しても奪うことはやめられない

人が人に生まれてきてしまったから
この地球に生まれて来てしまったから

ほんの少しの勇気があれば
人は優しくなれるはずのに

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もしも今日 僕が僕を終えるとしても
この地球は相も変わらずまわっていく

遠ざかる思い出も 追いかけた夢も
明日になればすべておしまい

別れを告げた友 明日も会えるはずの家族
明日になればひとりもそこには居ない

吐き気に押しつぶされそうな毎日に
別れを告げて今旅に出よう

僕はあてもなくこの道を歩いてゆく
行く先も分からぬままうつろな世界を彷徨いながら


もしも今日 僕が僕を終えるとしても
誰も立ち止まって見ようとはしない

君と歩いた日も 自分を生きた日も
明日になればすべて消えゆく

誰かが呼ぶ声がする 振り返って見ても
そこには誰ひとりとして居なかった

明日からも笑顔で過ごす君の毎日から
僕は離れて今旅に出よう

僕はこれから君の居ない道を歩いてゆく
何もその手には持たないままで ただひとり

明日からも地球は何も変わらない
明日からも地球は何も変われない

今夕日が落ちる
君たちと思い出を残して


こんな雨の夜は あの頃を思い出す
切なく通り過ぎた いくつもの日々を

いつでも君はそばにいて 笑っていた
でも今 君はここにはいない

僕のこころは切なさをひとり抱えて
ここからどこへ進んでゆくのだろう

この雨 いつかきっとあがるなら
この想い いつかきっと君に届くのかな

こんな雨の夜は 僕の間違いを思い出す
今はもうどうしようもない あの間違いを

それでも今君が笑っていてくれるなら
あの頃のままの気持ちで走っていけるのかな

僕の心はいとしさをひとり抱えて
いつまでも君を追いかけてゆくのだろう

この想い いつかきっと届くなら
この世界も きっと輝いてゆくのかな

明日 目が覚めても
この世界は変わらないんだろう

それでもそれが答えなんだろう
この人生はそうやって続いてゆく

この夢 いつかきっと叶うなら
このこころ いつまでも走ってゆけるんだ

この想い いつかきっと届くんだよね


間違えているかな今来たこの道は
見覚えのない空が広がっている

川沿いの街に風が吹く
心にも風が吹く

流されているかな知らないうちに
愛せているかなあの頃みたいに

寂しくさせていたとしたら
いつかきっと取り戻すから

それがたったひとりでもどこかで
いつも誰かが見ていれば

その思いだけをこの胸にしまって
ずっと走っていけるんだ

もし今すぐ何かを捨てろと言われたら
僕はその時何を残すだろう

どんなにつまらなく見えたとしても
譲れない物があるんだ

ここから見える街はまだ変わろうとしてる
何かを捨てようとしているんだ

君は僕に何を望むだろう
やがて遠く日は落ちる

それでもここは風の街
いつでも同じ風が吹いている

橋を渡って行く電車の長いその灯りだけが
今は闇に包まれた川に映っている

ささやかなこの人生はどこへ続いて行く
明日はここから見えるか

それでもここは風の街
いつでも同じ風が吹いている



流れていった時は 哀しすぎる
僕たちはあの日には もう戻れない

分からなかった君の涙 言えなかった言葉
振り返れば 全てが思い出になっていた

あの夏の空も 冬の風も
すべてが僕らをつつんでいた

今僕の人生がふたつに分かれている
何が待っているのか 誰にも分からない

ただ今日を生きていることが
答えになっているのかな

君のその笑顔は 哀しすぎる
皆が好きなその笑顔 もう会えない

君のこと何も知らなかった 分かってあげられなかった
今もまだ 僕は悩んでいる途中

あのかけぬけてきた遥かな日々は
僕らに夢をくれた 愛を教えてくれた

今僕らはこの空に浮かんだ雲のように
流されてゆくのだろうか これからも

今はこころをこの空にあずけよう
僕らのからだをこの大地に任せよう

答えはきっとひとつじゃない
僕らはきっとひとりじゃないから

もう泣かなくていいんだよ
思い出も僕もずっとそばにいるから


君が見てるその壁 その先には
何が待っているのか分からない 誰にも

あの壁を乗り越えよう 君の力で
不安なのは 非力だからじゃない

君は自分の力に気付いてないんだ 今は
時の風に吹かれてるだけ

君ならきっと出来るはず
今は辛いかもしれないけど

時の流れも僕もあの日々も
決して君だけに嘘はつかない

君が見てるその夢 今はまだ
うっすらとしか見えていないけれど

いつかきっと叶えられる時がくるよ
その笑顔を 決して忘れないで

君の人生はかならず輝くものになるだろう
君が追い続けている限り

君なら笑顔になれるはず
僕は絶対信じてる ずっと

君の涙も 君のその笑顔も
僕は決して忘れない

ずっとどこまでも続くこの道を
君は歩いてゆける いつまでも

辛い日も 涙を流した日も
君は乗り越えてきたのだから

あの日の風を思い出して
やわらかく君を包んだあの風を

僕が大好きなその笑顔を 思い出を
振り返れる日がきっと来るから

今は 今しかないから




あの笑顔を見せて 僕の大好きな
時を止めてしまう 魔法みたいに

風が流れている 絶え間なく
遠く離れた人たちの 想いを誰かに伝えようとしてるんだ

その笑顔はどんな悲しみにも
決して負けたりはしないから

君の大切な人にも 風にのって
きっと届いてる

自信なくさないで 少し戻るだけ
君をなくさないで きっとダイジョウブ

時は流れている 絶え間なく
出会ってきたことすべてを 思い出におきかえて今を生きるために

明日へ繋がるあの広い空へ
高く 高く こころ 解き放つんだ

忘れないで君のその笑顔は
いつだってみんなを幸せにしている

人生はこうして続いてゆくんだろう
間違っても何度つまづいても

でも小さなその物語に答えは
ひとつじゃないんだ

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1994/02/06
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